『Poi』は、アークライトゲームズが制作した、ゴミの捨て方が学べるカードゲームです。
アークライトゲームズは、遊戯用のボードゲームを制作する大手の企業です。今回は、面白いボードゲームをつくる会社が「子供たちに楽しくゴミ分別のことを意識してもらうにはどうしたらいいだろう」という思いから企画発進し、「ワイワイ楽しく遊んでいるうちに、自然とゴミ分別に詳しくなっている」をコンセプトに制作したそうです。
対象年齢は6歳以上、6人以内で15分程度で遊べるという、幅広い年齢を対象にカンタンにできるゲームに仕上がっています。
遊び方
『Poi』は、さまざまなゴミを世界の大都市で、どのように分別されるかを当てる協力型のクイズゲームです。
70枚のゴミカードの表を上にしてまぜて、10枚引きます。
東京、北京、ニューヨーク、ベルリンの4つの都市カードを裏にしてまぜて、1枚引きます。
選んだ都市に対応する分別カードを準備して並べます。例えば、都市でニューヨークを選んだなら写真のようなカードになります。
最近、ゴミを出した人が「出題者」になり、ゴミカードを引きます。裏の答えがみえないようにして、表をみせて、ゴミの名前をプレイヤーに伝えます。
プレイヤー同士で話し合って、ゴミカードがどの分別カードに置かれるかを、話し合います。
多数決や自信がある人に任せたりしながら、回答者を決めて、回答者は、ゴミカードを分別カードの上に置きます。そして、裏返して、ゴミの分別を正しいかどうか、みんなで確認します。
正しい場合は、分別カードにゴミカードを置き、間違った場合は、ハートマークのあるライフカードにゴミカードを置きます。
2回間違ったら負けになります。間違いが1枚以内で10枚分別したら勝ちになります。
体験した感想
遊戯用のボードゲームを制作しているアークライトゲームズだけに、環境団体がつくるものにくらべて押しつけ感がなく、楽しいゲームでした。シンプルで短い時間で誰でも遊べるのがいいです。
ゲームをやってみて、ゴミを捨てたときの話をプレイヤー同士で話し合えました。だされたカードのゴミがどうやって処理されるから、どの分別になるかなどを推理して、ゴミについて考える時間になりました。猫を飼ったことがないので、猫砂は砂だと思ったら、燃やせる材料でできているものが出回っているということをゲームを通じて知りました。
国によって分別の仕方、呼び方が違うのが面白く、アルカリ乾電池が、日本では資源ごみなのが、ドイツでは有害ごみになり、両国ともにリサイクルするけれど、何でも「資源」と呼びたい日本と、危険なもの注意して「有害」とするドイツの国民性の違いかな~といった気づきもありました。
何度もゲームをやれば、ほとんどゴミの分別の仕方をマスターできるでしょう。